111. テッド・ルアーク滑走路- モンタナ州、ヒューソン

建設年：不明
リスク要因： 短い滑走路

モンタナ州ヒューソンにあるテッド・ルアーク滑走路は、一般には公開されていない個人所有の滑走路です。この滑走路についてはあまり知られていませんが、長さが150メートルしかないため、世界で最も短い滑走路の1つであることは知られています。

多くの情報筋によると、滑走路は閉鎖中とされており、あまり着陸は行われていないようです。滑走路は尾根の上にあり、その両側には急な渓谷があります。このため、テッド・ルアーク滑走路は世界で最も危険な滑走路の1つなのです。

112. フェアアイル空港 – イギリス・シェットランド島

建設年： 1969年
リスク要因： 寸法、夜間使用不可

フェアアイル空港は、スコットランドのシェットランド島、フェアアイルにある小さな空港です。小さいため、設備は非常に限られており、交通量もあまり多くありません。この空港はスコットランド・ナショナル・トラストが所有しており、乗客の公共交通機関として利用することができます。

この空港が最も安全でない理由のひとつは、夜間使用の認可を受けていないことです。また、滑走路が1本しかないため、いつ離着陸のするのかタイミングが分かってしまうこともこのリストに入った理由です。

113. シムコフィールド空港 – アイダホ州、インコム

建設年：不明
リスク要因：小型滑走路

アイダホ州インコムにあるシムコフィールド空港は、着陸前に許可が必要な私有空港のひとつです。長さ120メートルのこの滑走路は、世界で最も小さい滑走路の1つで、滑走路の使用を非常に危険なものにしています。

これとは別に、滑走路の表面は処理されていないため、その状態は最良とは言えません。このため、経験豊富なパイロットであっても、着陸や離陸の際に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、この滑走路の東側には山があり、その山が滑走路に迫っていることも欠点です。

114. バグダッド空港 – イラク

建設年：1982年 
リスク要因： イラクの不安定さ

バグダッド国際空港は、イラクのバグダッド西部に位置し、以前はサダム国際空港（当時のイラク大統領サダム・フセインにちなんで）と呼ばれていました。同国最大の国際空港であり、イラク航空の本拠地でもあります。

イラクへの侵攻、国の不安定さ、そしてISISのため、過去数十年間、この空港は世界で最も安全でない空港の1つとして知られてきました。その歴史の中で、この空港では少なくとも5件の事件や事故が起きており、最も最近のものは、イランのクッズフォースの指導者が空港を出る際に、米国の無人機による爆撃で死亡したものです。

115. マッタラ・ラジャパクサ国際空港 – スリランカ

建設年：2013年
リスク要因： 需要の少なさ

マッタラ・ラジャパクサ国際空港は、スリランカのハンバントタ州マッタラの町にある空港です。この空港は同国初のグリーンフィールド空港であり、3番目の国際空港でもあります。2013年3月に開港したため、かなり新しい空港です。

残念ながら、この空港は、航空会社の需要が低くなり、ほとんどの航空会社がこの空港へのフライトを中止したため、あまりうまく運営できていません。かなり大きいですがほとんど何もないため、航空機の駐車サービスのほか、メンテナンスサービスにも利用されてきました。最近、この空港（フォーブスは「世界で最も空虚な国際空港」と称した）は便数が増えてきています。

116. クルー空港 – インド

建設年：不明
リスク要因：洪水

クル・マナリ空港は、インドのクル県ブンタールにあり、ビース川に非常に近い場所に位置しています。このため、空港の滑走路は洪水に見舞われやすく、パイロットや乗客の誰もが楽しみにしているようなものではありません。

数十年にわたり、空港をより近代的なものにし、洪水問題を解決することを期待して投資されてきました。しかし、現在の滑走路は、民間航空局の基準である「滑走路の両側に少なくとも40mのスペースが必要」という条件を満たしていないため、検査委員会は新しい滑走路を作るよう求めています（そうなると、ビース川により近くなってしまうでしょう）。

117. カイロ国際空港 – エジプト

建設年：1963年
リスク要因： 人混み・慌ただしさ

カイロ国際空港は、エジプトで最も大きく、最も忙しい空港であり、国際旅客の主要な空港です。空港はカイロの北東に近く、年間320万人の旅客を収容できるため、旅客数ではアフリカで最も忙しい空港になります。

混雑していることが多いため、空港内の移動が困難なこともあります。それ以外にも、少なくとも6件の事件や事故が起きていますが、最も新しいものは1970年、アムステルダム発ニューヨーク行きの便がハイジャックされ、カイロに着陸した事件です。

118. ウーセルフォールズ空港 – モンタナ州、ビッグスカイ

建設年：不明
リスク要因： 管制塔がない

ウーセルフォールズ空港はモンタナ州ビッグスカイに位置し、私的利用のみを目的としているため、着陸前に許可が必要です。ウーセルフォールズ空港には管制塔がなく、それとは別に滑走路の横には約12メートルのところに多数の木があります。

このため、この空港は着陸が容易ではいため、離着陸時に航空機に指示を与える管制塔がない空港に着陸することに同意するパイロットはそう多くいません。

119. ナクソス空港 – ギリシャ

建設年：1992年
リスク要因：寸法

ナクソス島国営空港もまた、現在の基準からすると信じられないほど小さな空港です。ギリシャのナクソス島にあり、観光産業の支援と島と本土を結ぶことを目的に1992年に開港しました。

空港の構成に不満はありませんが、旅行者からは「たった1機の飛行機で空港がいっぱいになってしまう」という声がよく聞かれます。その歴史の中で、この空港で起こった事件は2つしかなく、最近のものは2019年7月に航空機が誤って滑走路から外れてしまったものです。幸いにも、けが人は出ませんでした。

120. ウェストレイ空港 – スコットランド

建設年：不明 
リスク要因： 他空港の近接性

ウェストレイ空港はスコットランドのオークニー諸島にあり、2つの空港の中で最も短い定期便を運航している空港として知られています（距離にしてわずか2.7km、所要時間およそ2分です）。

飛行の安全性には問題がないものの、近くに別の空港があるのはあまりいいこととは思えません。しかし、この2つの空港はどちらもあまり混雑していないため、フライトスケジュールはうまくいっています。また、ウェストレイ空港は滑走路が最も短く、230メートル強しかありません。