101. ウィルキンス滑走路 ‐ 南極大陸

建設年：2004年
リスク要因： 氷の表面

ウィルキンス滑走路は、南極大陸のウィルクスランド、バッドコーストの氷床プレストンヒースの上部氷河上にあり、オーストラリアが運営しています。滑走路の名前は、オーストラリアの極地探検家であるヒューバート・ウィルキンス卿にちなんで付けられました。

この空港は1950年代に建設が試みられましたが、2004年にようやく建設されるまで延期され続けました。滑走路は氷でできているため、基準に合わせて水平にする必要があり、8人のクルーがレーザーを使って着陸前に適切なレベルの摩擦を作り出すことで行われています。

102. デンバー空港 ‐ コロラド州・デンバー

建設年：1995年
リスク要因： 極端に忙しく、混沌としている、規模が大きい

デンバー国際空港は、コロラド州デンバーと、より広いフロントレンジ都市回廊の主要空港です。本空港は北米最大の空港であり、世界でも2番目の大きさです（キング・ファハド国際空港だけが大きい）。

その大きさゆえに、北米で最も長い公共用滑走路も持っています。そのため、空港内の移動には非常に時間がかかり、常に大混雑しています。実際、DIAは全米で3番目に混雑する空港であり、遅延が頻繁に発生しているのが事実です。

103. マテカネ空港 – レソト

建設年：1990年代
リスク要因：滑走路が崖の端まで伸びていること

マテカネ空港は、レソトのマテカネにある標高の高い場所にある滑走路です。滑走路は約500mの崖の端まで伸びており、世界で最も怖い滑走路のひとつとされています。ほとんどの人が着陸する勇気のない滑走路であることは間違いありません。

マテカネ空港は、この地域の小さな村に行くための慈善団体や医師が主に利用しています。このような滑走路を使うには、崖を見ながら着陸することを恐れない、経験豊富なパイロットが必要なのです。

104. ルアンパバーン空港 – ラオス

建設年：不明
リスク要因： 狭い・人が多い

ルアンパバーン国際空港はルアンパバーン市内から約4キロのところにあり、ラオスで2番目に忙しい空港です。この空港は、周辺地域への地域便や国際便のハブとなっており、そのためすぐに混雑します。

2012年に空港が拡張され、それまで1つのターミナルしかなかったのが、1つになりました。しかし、拡張されてもなお、非常に慌ただしく、混沌とした状態になりがちで、整理整頓が行き届いていないこともあり、決して移動しやすい空港ではありません。

105. コジコーデ空港 – インド

建設年：1988年
リスク要因： 非常に混雑している、何度も衝突している

カリカット国際空港は、インド・ケララ州マラプラム県カリプールにあり、コジコーデ、マラプラム、ウェイナド、パラッカドの各地域をカバーしています。この空港は開港以来少なくとも7回の事故や事件を起こし、直近では2020年8月にエアインディア・エクスプレス1344便が着陸時に墜落したことから、不運な空港として知られています。

カリカット国際空港は、旅客輸送に関してはインドで25番目に、国際輸送に関してはインドで5番目に忙しい空港です。また、2006年に国際空港となりました。

106. ラクシャディープ空港 – インド

建設年：1988年
リスク要因：場所、気象条件

アガッティ空港は、インドのラクシャディープ連邦領にあるアガッティ島にある空港です。1988年に滑走路が建設されましたが、ターミナルの建設に伴い、長年にわたり閉鎖されたりしていました。2013年、「海の上に架かる全長250メートルの高床式橋」によって滑走路が延長されました。

この空港は群島で唯一の滑走路であり、その最大の欠点は厳しい気象条件に対応しなければならないことです。水に囲まれているため湿度が高く、離着陸時に不利になることもあります。

107. ムルタラ・モハンマド国際空港 – ナイジェリア・ラゴス

建設年：1947年
リスク要因： 操作上の不具合

ムルタラ・モハンマド国際空港は、ナイジェリアのラゴス州イケジャにあり、同国の第4代軍事支配者であるムルタラ・モハンマドにちなんで名づけられました。この空港は、第二次世界大戦中に建設されました。

この空港の最大の欠点は、運用上の不具合が多いことです。エアコンや荷物ベルトなどが作動しないことが多く、空港内はすぐに大混乱に陥ります。しかし、近年、空港は拡張され、年間1400万人の乗客を処理する能力を持つ新しいターミナルができました。

108. クアトロ・デ・フェベレイロ国際空港 – アンゴラ

建設年：1951年
リスク要因： 複数回の衝突事故があった

クアトロ・デ・フェべレイロ国際空港は、アンゴラの主要な国際空港です。2月4日（Quatro de Fevereiro）は、ポルトガルの植民地支配との戦いを開始したことを示す重要な祝日であることから、この名前が付けられました。

しかし、残念なことに、この空港で起こった事故や事件のおかげで、悪い評判が立っています。最も新しい事故は2010年1月、カビンダからのフライトを終えたギカンゴ・ヤコブレフ・ヤク40 D2-FESが着陸中に倒れたものです。この事故以外にも、空港の歴史上、少なくとも4つの事故が起きています。

109. カブール空港 – アフガニスタン

建設年：1960年
リスク要因：タリバンに占領されたことがある

カブール国際空港は、アフガニスタンのカブール市の中心部近くに位置しています。同国の主要空港であり、同時に100機以上の航空機を収容することができます。2014年、空港はハミド・カルザイ元大統領を称えるために改名されました。

2021年8月、タリバンが空港を掌握したため、空港は占拠されました。占拠後、空港の多くが占拠時に破壊されたため、閉鎖されました。同年9月、タリバンは空港の問題が解決されたと発表し、国際便の運航を継続するよう促しました。

110. ダラマン空港 – トルコ

建設年：1981年 
リスク要因： 人混み・慌ただしさ

ダラマン空港はトルコ南西部に位置し、国内線と国際線の2つのターミナルで構成されています。地中海の暑い気候で知られるダルマンの観光地をカバーしているため、夏場は通常、空港が非常に混雑します。

トルコの観光シーズンのピーク時には、空港は非常に混雑し、あまり大きくないため、すぐに混雑してしまいます。空港からのフライトは、トルコ、ヨーロッパ、北アフリカ、中東など、120以上の都市へのフライトが可能です。