ギラ・モンスター
このページでは、再びトカゲの世界に戻ります。前回は、コモドドラゴンの話をしました。今回は、アメリカ南西部やメキシコの一部に生息する獣のようなモンスター、ギラ・モンスターを取り上げます。モンスターと呼ばれるものの、この爬虫類は人間に対して敵意を持っていないことが多く、放っておいても迷惑をかけることはない。
しかし、その害のなさゆえに、ギラ・モンスターは「準絶滅危惧種」に指定され、その捕獲に多大な犠牲を払っている人もいる。とはいえ、まったく無防備というわけでもない。ギラ・モンスターは唾液腺に毒を持ち、獲物に噛み付くこともできる。ある報告によると、噛まれると、灼熱の溶岩が血管からにじみ出るような痛みを感じることがあるそうだ。